だぶくろキャンペーン

10月20日(土)はダブルクロスの持ち回りキャンペーンでした。
今回はシナリオをいろいろひねってみたもののセッションハンドリングがいまいち。
いろいろ精進せなあかんねぇ・・


–シナリオ概要
 2月下旬。バレンタインの浮き浮きした雰囲気も終わり、あとは終了式を待つばかりの穏やかな朝のHR。だが、突如教室に見知らぬ女性徒が現れ、「助けて」という願いと共にPC1へと接吻を迫る。騒然となる教室の中、PC1はその理由を尋ねるが、なんとその女生徒は自分の目的や名前まで覚えていないと言う。そして女生徒を良く見れば、制服デザインは違えど、校章は自分達のものと同じ事に気づく。
 時をほぼ同じくして、PC2と同居している少女「なお」(元FHの実験体であった)が泣きはらした目で起床する。夜中に悲しい夢を見ているようだが、その内容は曖昧で抽象的である。「なんかね、ピンク色でね、ばぁぁぁぁっとなって、悲しいの」
 そしてUGN支部に事件の前ぶれが訪れる。S市近隣の山中で男性が行方不明になり、その付近であまりにも早く開花する桜の木が発見されたのだ。PC4は、その桜の木からは強いレネゲイドウイルスの反応が検知されているとの調査結果を受ける。

まあこんな感じです。シナリオの設定としては以下の通り。

  • セッション時間に遡ること45年前、一本の桜の木がジャームと化して付近住民を取り込むという事件が発生する。10数名の人間がその犠牲となり、それを知った染谷ミサキという女生徒(オーバードまたはそれに類する存在)が桜の木を封印した(倒せなかった)。
  • 封印は安定していたが、レネゲイドウイルスに関わるアクシデントが起こり、桜の木が再活性化する。
  • ミサキは桜の木の暴走を止めるために、自分の持てるほとんどの力を消費して封印の強化を試みるが失敗(この際に多くの記憶も失われる)。このままでは封印が解けてしまうという想いのみが、自分の分身を作り出し、付近で最も力のあるオーバード(PC1)へと助けを求める。
  • このミサキと波長の特に似ていた「なお」が彼女とリンク。断片的にPC2へと情報を伝える。
  • ミサキという女生徒自体の情報は学校の過去の資料と当時の同級生から。
    当時の事件については裏社会または警察関係者の情報から。
    ミサキの目的については「なお」から。
    それぞれ得られる予定だった。
  • 最期はミサキが舞い散る桜と共に消え去り、PC達の侵蝕値が高ければさらに「なお」がミサキの替わりにその桜を封印するというシーンを考えていた。

 今回はNPCの物語をPCに追っかけてもらって、その間にジュブナイルしてもらおうというシナリオパターンだったのですが、それはある程度上手くいったかなぁという感じ。ついでに増えすぎたキャンペーンNPCを整理しつつPC達に緊張感を持ってもらおうと邪悪な企みをしておったわけですが・・
  • 今回のメインロイスは染谷ミサキと「なお」の2人であったが、あまりにもミサキ←→PC1となお←→PC2のラインを強くハンドリングしてしまった。シーンを区切るとかして他のPCとの会話シーンを増やせば良かったのに・・
  • 侵蝕値の見積もり失敗。もう少しシーン数調整して最終戦闘向かうべきだった。
  • PCの強さ見積もり失敗。全員に衝動判定させるという素敵なエフェクトを何度かお見舞いして窮地に追い込むつもりだったのですが、さすが何度も成長してるとHPが200オーバーでも3ラウンド目見れません。

 
 結果、GMとしては倒せない予定だった桜の木もPC達のがんばりで倒してしまい、ミサキ先輩は現世に不完全復活、なおは無事という状態に。まあこの辺はちょっと引きずるかもしれんので次のGMさんに期待です。PC達がシナリオの結末を変えるという点では良かったと思うんですが、GMとしてはいろいろ反省点がありやした。
 元ネタはゼーガペインと東方妖々夢のミックス、このぐらい離れてると結末はどっちのネタにも引っ張られなくて良い感じです。
 再構成してもコンベには使えんな~と思いつつ。一部ネタでも使いまわしてくれれば幸いです。
うー。記事書くのに一週間かかってますなぁ・・

       

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